清田が訴状を提出したのは今年9月30日である。なぜわざわざ、優勝争いの真っ只中に訴訟を起こしたのか。清田の携帯に電話すると、
「しゃべりたい気持ちはあるんですけど、でもやっぱりちょっと……。弁護士を通してください」
とのこと。そこで、清田の代理人を務める旬報法律事務所の大久保修一弁護士に聞いた。まずは、訟訴の内容について。
「球団側に求めていることは、①地位確認②5月23日から提訴までの未払い報酬約2100万円③10月から来年12月までに支払われるべき報酬④慰謝料1100万円の4つです」
訴訟に至った経緯については、次のように説明した。
「1月の無期限謹慎処分の前から、清田さんは選手会を通じて球団側と話し合いをしていました。しかし球団は、団体交渉に誠実に対応せず、無期限謹慎処分を下したうえ、5月には一方的に契約解除に踏み切った。これは不当労働行為であり、法律上許されないことだと考えています。
清田さん個人の代理人である我々も、6月に内容証明を送り、球団側と話し合いを重ねていましたが、こちらについても8月中旬に球団は一方的に交渉中止を通達してきました。話し合いでの解決が難しい以上、提訴という形を取らざるを得ないという結論に至りました」
ロッテは本誌の取材に、
「係争中のためコメントを差し控えさせていただきます」
と回答した。
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Source: まとめロッテ!