転載元: https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1635861704/
もう1人は山田です。野球の実力は文句なし。しかしチームを鼓舞するような闘争心を表に出すタイプではありません。
その点でいうと、村上は打てなくてもションボリせず、悔しそうな顔で闘争心があふれ出ます。打っているときでも、調子に乗ってヘラヘラしません。勝負の世界で大事な「軸」を持ち、そして“ブレ”がありません。
もうひとつ、大事な資質を持っています。2年目の春先、強烈な三塁ゴロに反応できず、打球がヒザを直撃しました。どちらのヒザだったか忘れましたが、かなり痛そうな場所に当たったと記憶しています。
ベンチに帰って「大丈夫か?」と聞くと「大丈夫です」とひと言。その後、プレーを続けました。長い間、チームの主力として活躍できる選手は、例外なく体の強さを持っています。
レギュラーになっても「疲れた」や「痛い」と言って休む選手は、すぐに控え選手に脱落します。
しかし主力選手が出続けると「俺なんかが休めない」といった雰囲気が出ます。毎日、試合に出続けるためには体のメンテナンスケアなど、生活面での配慮も必要です。
チームにいい緊張感を与えてくれます。首脳陣が休ませたのなら、代わりの選手が活躍しても、起用し続けるわけにはいかないでしょう。度重なれば競争原理が崩れ、不平不満の元にもなります。
チームの「大黒柱」になれるような資質と気質をともに備えている選手は、なかなかいません。三塁守備も段階を踏んで上達しています。
「村上がいるからヤクルトは強い」-。今年だけでなく、今後もそう言われ続ける選手になってくれるでしょう。(日刊スポーツ評論家)
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Source: なんじぇいスタジアム@なんJまとめ