今季5位以下が確定した日本ハムが、仰天人事でチーム再建を図る。東京五輪で侍ジャパン監督を務めた球団OBの稲葉氏が、新GMに就任することが、複数の関係者の話で分かった。一時は監督候補として名前が挙がったが、球団は編成側からのサポートを期待。スカウティングや選手の育成、フロントとチームの調整役など、将来的な黄金期復活へ、チームの根幹をなす要職を託すことになった。
球団が北海道へ本拠地移転後にGMを務めたのは高田繁氏、山田正雄スカウト顧問、現職の吉村チーム統轄本部長兼GMの3人で、稲葉氏で4代目となる。移転後間もない05年にGM補佐に就任し、15年から現職を務めて、長年にわたり「育成のハム」を作り上げてきた吉村氏は同職を勇退し、新体制を支えるため本部長職に専念するとみられる。
12年に2000安打を達成し名球会入りを果たした稲葉氏は、現役引退後も、北海道では絶大な人気と知名度を誇る。現役時代、打席に入るたびにスタンド総立ちで跳びはねる「稲葉ジャンプ」は応援の名物に。13年に1軍コーチ兼任となったものの、14年は再び選手専任に。同年限りで引退後、球団のスポーツ・コミュニティー・オフィサー(SCO)として、地域貢献活動などに従事してきた。
侍ジャパンでは、金メダル獲得の瞬間に大粒の涙を流すなど、人間味あふれる姿でチームをまとめた。編成面での手腕は未知数だが、将来的な監督就任も見据えて、チームの立て直しに着手する。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202110230001425.html
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ