転載元: https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1634713552/
後半戦に入って大失速し、首位から3位に転落した巨人。リーグ3連覇の夢は潰え、4位・広島の猛追もあってCS出場もまだ確定していない。
暗転した理由として議論の的となっているのが中4、5日ローテだ。9月1日に15あった貯金が、10月19日時点で借金2まで減った。ローテの感覚を詰めた時期と成績の悪化がちょうどリンクすることから中4、5日ローテが批判を浴びる形となっている。
ただ、数字で見ると実は思ったほど数字が悪化していないことが分かる。9月以降、中5日以内で投げた菅野、山口、戸郷、高橋、メルセデスの防御率は平均4・13。開幕から8月までの先発防御率の3・53と比べるとマイナス0・60で、9回あたりの失点は0・60点の増加にとどまっている。
菅野は防御率2・96で2勝を挙げている。山口は先発の緊急回避はあったものの2度の7回無失点もあって(いずれも勝ち負け付かず)2・25と好成績を残した。一方でメルセデスは4・44、高橋は5・52、戸郷は5・63。ベテランと若手とで明暗が別れた。
では、打撃陣はどうだろう。大型連敗が始まった10月5日から9試合連続で2得点以下と不振が際立つ。得点力で見ると8月までは1試合あたり4・11得点だったのに対し、9月以降は3・08得点で、1・03点の減少。坂本、岡本和、丸ら主軸の不振に加え、梶谷やスモーク、テームズといった補強組の離脱が響いた形だ。
防御率と得点で見れば、8月までは4-3で勝てていた試合が、9月以降は3-4で負ける試合になってしまう。これではチームとして勝つことが難しく、中4、5日ローテだけに敗因を求めるのも早計と言えそうだ。
メジャーでは投球数を管理しながら中4、5日で投げるのが一般的なことから、原監督は以前から「中6日は長い。もう少し登板機会を多くできないか」と〝新様式〟を模索してきた。苦しい戦いを強いられながらもシーズン終盤まで戦術を変えなかったのは、来季の戦い方を見据えた一手という見方もできる…かもしれない。(伊藤昇)
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Source: なんじぇいスタジアム@なんJまとめ