有原航平、5回途中2失点　勝利投手の権利まであと1死で降板

　レンジャーズの有原航平投手が８日（日本時間９日）、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「９番・投手」で先発。４回２／３、６９球を投げて４安打１本塁打、２失点、３奪三振、２四球で降板し、防御率は５・８９となった。

　初回は３人で抑えたが２回、先頭のペラルタに投げたカットボールを右翼席に運ばれ、先制点を献上した。さらに安打などで１死二塁のピンチを招くと、バーショには左越えに適時二塁打を打たれて、この回２失点した。

　味方打線は４回、２本の三塁打を含む４安打で３点を奪い、逆転。その裏、有原は３人で片付けた。１点リードして、３勝目の権利がかかった５回、二塁打や四球などで２死一、三塁のピンチを迎えるとサンタナと交代。悔しそうな表情を浮かべながら、ベンチに引き揚げた。

　メジャー１年目の今年は、５月２７日に右肩の動脈瘤（りゅう）治療のため手術を受けた。約４カ月ぶりのメジャーのマウンドとなった前回１日のロッキーズ戦は、３回１／３をソロ本塁打による１安打１失点、３三振で勝敗は付かず。この日も白星はつかめなかったが、完全復活に向けて歩を進める。