7回の攻撃時、ベンチ前でキャッチボールを始めた天理・達が背負う番号は「11」だった。春の甲子園を「1」で沸かせた身長193センチの剛腕が、最後の夏は2ケタの背番号…。
2週間前の背番号を決めるチーム内投票では、達が背番号1の最多票を獲得。しかし、中村良二監督(53)は「春から一番頑張っていた」という左腕・森田雄斗(3年)にエースナンバーを託した。達は左脇腹違和感や右肘炎症で戦列を離れた時期があったことが理由だ。
センバツでは3試合に先発し、計459球を投げた。この日は8回の1イニングを投げる予定だったが、7回コールド勝ちのため登板しなかった。「うまく調整して次の試合に入っていけたらいい」と前を向いた。
エースナンバーを取り返すべく燃えているかと思えば、達はこだわっていない。「背番号で野球をやっているわけではない」。背番号11については「ダルビッシュさん(パドレス)と一緒でうれしい」。憧れの投手との共通点を、むしろ喜んでいた。大谷(エンゼルス)も日本ハム時代は「11」。しかし、もちろん投手一本でのメジャー願望を公言している達は「あんまり興味なくて…。自分のイメージとはちょっと離れているので」と“二刀流”にはどこ吹く風だった。
https://hochi.news/articles/20210714-OHT1T51239.html
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ