悩ましいNHK「大谷問題」　オリ・パラ期間中のエンゼルス戦中継「どういうふうに伝えられるか」検討中

　NHKは1日、前田晃伸会長の定例会見を開催。23日開幕の東京五輪（8月8日閉幕）と8月24日開幕の東京パラリンピック（9月5日閉幕）の間に、米大リーグ・エンゼルスで活躍中の大谷翔平選手（26）の出場試合が重なった場合、中継をどうするか検討していることを明らかにした。

　正籬聡副会長・放送総局長は「（大谷選手も見たいという）お声が（視聴者から）出ると思っている。今、オリンピック・パラリンピックと大谷選手をどういうふうに伝えられるかを現場に検討してもらっている」と話した。

　また、「ニュースウオッチ9」「サンデースポーツ」のキャスターなどで親しまれた大越健介記者主幹（59）が6月30日付で定年退職。前田会長は「豊富な取材体験と幅広い見識をいかしたジャーナリストとしてNHKの報道を支えてくれた方で感謝しています」とたたえた。